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ITバックアップ

バックアップとアーカイブの違いとは?

バックアップは、システムを再稼働させたり、最近のファイルを取り戻したりするためのものです。アーカイブは、業務上、会計上、または法律上の理由から、文書を確定した状態のまま、多くの場合は何年にもわたって保存するためのものです。両者は保存期間もルールも異なります。

2026年10月更新読了時間 3分引用元 5件

要点

  • バックアップ:業務を再開するための、数日から数か月の履歴です。
  • アーカイブ:誰も改変できない特定の書類を、何年にもわたって保存します。
  • フランスにおける保存期間の例:会計書類は10年、税務書類は6年、給与明細は5年です。
  • GDPR(EU一般データ保護規則)は「念のため」にすべてを保存することを禁じています。保存期間は利用目的に従います。
  • 古いサーバーのバックアップは、調査の際に活用できるアーカイブにはなりません。

2つの問い、2つの保存期間

運用バックアップアーカイブ
問い明日も業務を続けられるか?5年後、10年後に、この書類を改変されていない状態で見つけられるか?
対象システム、データベース、日々更新されるファイル、メール確定した文書:請求書、契約書、案件ファイル、ログ
一般的な保存期間数日から数か月数年。法令で定められている場合もあります
改変容量がいっぱいになると最も古い時点から上書きされる選択した期間中、改変と削除を防止する
復元頻繁。ファイル1つだけの場合もあるまれ。調査、紛争、監査の際

両者を同じ領域に混在させると、2つの失敗を招きます。日次バックアップを10年分保存すれば、運用コストが過大になります。夜間バックアップと同じサイクルに置かれたアーカイブは消去されてしまい、役に立たなくなります。

実際、ANSSI(フランス国家情報システムセキュリティ庁)は、データの真正性の保証を必要とする法定アーカイブを、バックアップに関するガイドの対象外としています。両者は別のテーマなのです。

アーカイブは古いバックアップではない

2019年のサーバーバックアップには、オペレーティングシステム、当時のパスワード、一時ファイルが含まれています。容量が大きく、読み返すのが難しいうえ、GDPRが保存期間の制限を求める個人データも含まれています。タイムスタンプが付与され改変できないPDF請求書のアーカイブは、税務調査に対応できます。2019年のバックアップでは対応できません。

証拠能力のあるアーカイブには、完全性が加わります。保存期間中は、管理者を含め誰も文書を書き換えられないようにする必要があります。それがライトワンス型ストレージ(WORM)やイミュータブルバックアップの役割です。

個人データの3つの段階

CNIL(フランスのデータ保護機関)は、個人データのライフサイクルを3つの段階で説明しています。

  1. アクティブベース:データは日常の処理に使われ、関係するチームが引き続きアクセスできます。
  2. 中間アーカイブ:データは当初の目的には使われなくなったものの、法的義務や将来の紛争に備えて保存する必要があります。アクセスは権限を持つ者に限定し、物理的または論理的に分離します。
  3. 最終アーカイブまたは削除:歴史的価値のある一部の情報のみを無期限に保存し、それ以外は削除します。

運用バックアップはアクティブベースを対象とします。中間アーカイブは、独自の保存期間を持つ別の領域で扱います。

フランスの法令が定める保存期間の例

これらの期間は書類そのものに関するものであり、バックアップを何晩分保存するかとは関係ありません。また、業種に応じた専門家の助言に代わるものではありません。

文書保存期間起算点
会計帳簿および会計証憑(フランス商法典L123-22条)10年会計年度の締め
税務書類(法人税、付加価値税など)6年最後の取引
契約書および商取引の通信文書5年文書により異なる
給与明細の控え(雇用主)5年—
医療機関における患者記録(フランス公衆衛生法典R1112-7条)20年最後の入院または最後の診察

患者記録については、フランス医師会(Ordre des médecins)が特例を示しています。少なくとも患者が28歳になるまで保存すること、また最後の受診から10年以内に死亡した場合は死亡後10年間保存することです。

個人データについては、GDPRにより利用目的に応じた保存期間が求められます。「念のためすべて保存する」ことは法的根拠になりません。CNILは、個人データを無期限に保存することはできないと注意を促しています。

判断の手順

  1. 証拠価値のある文書とその保存期間を洗い出します。
  2. それらを日次バックアップのサイクルから切り離し、義務と同じ保存期間を設定した、暗号化されたイミュータブルストレージに配置します。
  3. それとは別に、障害や誤操作に備えて短期間(数日、数週間、数か月)の履歴を保持します。
  4. 10年後にアーカイブを読み取る方法を想定しておきます。ファイル形式、ソフトウェア、暗号化キーです。読み取れないアーカイブはアーカイブではありません。

WeDoBackの場合

バックアッププラン(SMARTまたはINTEGRAL)は運用上の履歴を担います。保持期間はご契約の容量に応じて設定できます。イミュータブルプランはWORMストレージです。選択した期間中(最長10年)、データの変更も削除もできません。公開料金は100 GBごとに月額20 €(税抜)で、これにマシンごとのエージェントが加わります。期間終了後は、新たなご契約により保護を更新できます。暗号化キーはお客様が保持するため、アーカイブと同じ期間保管しておく必要があります。

よくあるご質問

10年以上前のバックアップは会計書類のアーカイブとして認められますか?

実務上は認められません。調査官が求めるのは、読み取りと検索が可能な書類であり、古いソフトウェアで復元しなければならないサーバーイメージではありません。アーカイブでは、対象となる文書を切り出し、読み取り可能な形式で、改変を防ぐ媒体に保存します。

請求書はどのくらいの期間保存すべきですか?

フランスでは、請求書を含む会計証憑は、会計年度の締めから10年間保存します。税務当局は6年間さかのぼって調査できます。これらの期間は文書そのものに適用されるものであり、その文書を含むサーバーの日次バックアップに適用されるものではありません。

バックアップと同じソリューションでアーカイブできますか?

可能です。ただし、アーカイブ領域にはバックアップのローテーションとは別の独自の保存期間を設け、改変や削除から保護する必要があります。そうしなければ、アーカイブは古いバックアップとともに消去されてしまいます。

出典

2026年10月に参照した資料です。

  1. 企業における文書の保存期間 — Entreprendre.Service-Public.gouv.fr(フランス政府の事業者向け行政情報サイト)
  2. 患者記録 — フランス医師会全国評議会
  3. データの保存期間 — CNIL
  4. 情報システムのバックアップ:基本事項(ANSSI-BP-100、v1.1、2025年11月27日) — ANSSI
  5. イミュータブルプラン:WORMストレージと料金 — WeDoBack

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